台風、地震、大雪——停電は、ある日突然やってきます。以前災害時の通信手段の記事で「つながる備え」をお話ししました。今日はその相棒、「電気の備え」=ポータブル電源の選び方です。
モバイルバッテリーとの役割分担
| モバイルバッテリー | ポータブル電源 | |
|---|---|---|
| 費用 | 2千〜5千円 | 2万〜15万円以上 |
| できること | スマホの充電数回分 | スマホ数十回・照明・扇風機・小型家電まで |
| 位置づけ | 一人1個の必需品 | 家に1台の安心設備 |
まずは家族全員分のモバイルバッテリーから。そのうえで余裕があれば、家に1台のポータブル電源へ——この順番が現実的です。
ポータブル電源は「容量(Wh)」で選ぶ
| クラス | 容量の目安 | 価格帯 | できることの目安 |
|---|---|---|---|
| 小型 | 〜300Wh | 2万〜4万円 | スマホ約10〜20回・LEDランタン数晩・ラジオ |
| 中型 | 500〜1000Wh | 5万〜10万円 | 上記+扇風機や電気毛布を数時間〜、ノートPCも |
| 大型 | 1000Wh〜 | 10万円〜 | 小型冷蔵庫など生活家電も。車中泊・在宅避難向き |
※ポータブル電源は「しまい込む備え」にしないのがコツです。ふだんは庭仕事やベランダの電源として使い、いざという時に停電の備えへ回す——そんな「ふだん使いできる備え」としての持ち方が、いちばん長続きします。
▼ 和尚さんの候補(写真クリックでも各商品ページに飛べます)
◆ まず一台の「小型クラス」(250〜300Wh)
◆ 家族の在宅避難を支える「中型クラス」(1000Whクラス)
◆ 長期停電に備える「ソーラーパネルとのセット」
迷ったら中型(500Wh前後)。停電の数日を「スマホ・明かり・情報」でしのぐには十分で、価格と大きさのバランスが良いところです。
選ぶときの確認点
- ソーラーパネル対応か:長引く停電では充電手段そのものが命綱に。セット購入も選択肢
- 重さ:中型で5〜10kgほど。持ち出す人(高齢の家族だけの家か)を想像して
- 電池の種類:リン酸鉄リチウム系は寿命が長く発熱に強いとされ、備え用途に向きます
- ふだん使いできるか:キャンプや庭仕事で使えば「押し入れで眠る防災グッズ」になりません
買ったら終わり、ではありません——3つの習慣
- 残量を保って保管(半年に一度は充電チェック。空のまま放置しない)
- 置き場所を家族全員が知っている
- 通信の備えとセットで点検:モバイルバッテリー・ラジオ・連絡手段のルール(→ 災害時の通信手段の記事)
よくある質問
Q. 高い買い物です。本当に必要ですか?
A. 全家庭の必需品とまでは言いません。ただ、乳幼児・高齢者・在宅医療機器のある家、オール電化の家は優先度が高いです。まずモバイルバッテリーと乾電池式ランタンだけでも、備えは大きく前進します。
まとめ
備えの道具は「不安だから買う」のではなく「安心して忘れるために買う」ものです。容量の目安と習慣さえ押さえれば、難しい買い物ではありません。どうか、何も起きない日々の中で静かに役立ちますように🙏
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気になるところから、少しずつ「備えのある暮らし」を整えていきましょう。
📿 書いた人:お金の和尚さん
お寺の掃除や庭仕事も自分の手でやっている住職です。記事で紹介するものは、選び方をとことん調べ、比べたうえで「これなら人にすすめられる」と思えたものだけを載せています。
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